日記みたいな

1・17

阪神・淡路大震災から10年。。
10年前って何してたんだろう?。まだ学生だったよなぁ。
友達が学校休学してボランティアに行くんだって聞いた時、「卒業かかってるこんな大事な時期に。他人にかまってる場合じゃないだろぉ~~」って正直思った。そして言った。そこで彼はちょっとはずかしそうに言った。「ボランティアの理由はね、TVで流れたニュースを見て、何となくなんだけど自分も何かしなきゃって思って・・。まぁ何となくね。」(そん時流行ってた「何となく」って言葉を使ってるニュアンスです。分かるかな?)。。地元でも何でもなく、もちろん何のつてもなく、行けばなんとかなるだろうと、その日のうちに彼は貯金をおろし寝袋買って本当に出かけていった。
・・・そして何ヶ月後かに無事帰ってきた。もちろん留年決定だったんだけど、髭面になった彼の顔つきはめちゃめちゃ充実していてかっこよく見えた。そしてお土産だと「偽造テレ○ンカード」をもらったんだっけ(当時、偽装テレカのメッカ?東京・上野からも外国人を大量派遣して商売してたらしい)。
彼のボランティアっていう行動は、卒業からの逃げ・留年の口実じゃないの?って周りで言う人たちもいた。もしかしたらホントにそうだったかも知れないけど、理由も何となくだったかもだけど・・・「やりたいと思ったコトをやった」、これだけは確かだ。
んで彼は次の年にちゃんと卒業し、院まで進んで、そして現在、教師になっている。しかもちょこっとめづらしい男の家庭科の先生だ。

やりたい・なりたい「未来」は自分で決めるもの・・・そんな「未来」をいきなり奪われた人たちがいるコト・・。。

あっそうそう、彼は震災地のプレハブや空き地でも料理を作ったり、裁縫したりして「先生」とよばれ大変皆に喜ばれていたそうだ。。。

 2015年1月22日
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