日記みたいな

「フツーの生活2」合宿 in 沖縄 ~パ~ト2~


平和の礎。奥に見える黒い碑に、沖縄戦で亡くなった人たちの名前が刻まれています。実際、戦死者何十万と聞いても現実味がなくピンときませんでしたが、ここに行って、その数に圧倒されました。

沖縄の最南端の風景。断崖絶壁です。吸い込まれそうでホント怖いです。ここの海は悲しい色に見えました・・。

平和祈年資料館にて。修学旅行生が多い中、平日昼間からナゾの大人の集団の図。
ある意味、なんかコワいです(笑)。

資料館入り口脇にあった「魚雷」。巨大な兵器なんだと実感。これを何本も搭載する潜水艦はもっと巨大なんでしょう。怖いです。

おじいちゃん・おばあちゃんの話を聞く事が出来ました。「逃げてる途中、姉がそばで砲弾にやられてふっとんで・・」という話の下りの最後の言葉がボクはとても印象深かったです・・・「・・・悲しかったんだけど、不思議と涙は一滴も落ちてこなかったんですよ。泣けたのはかなり後でしたね」。。。
記憶の中に閉じ込めておきたいような体験・語りたくないコトを話して下さって本当に感謝でした。ありがとうございました。

首里城公園入り口の守礼門。この奥に首里城があります。何度もいいますがスケジュールがキチキチだったのですが、沖縄にきたらここははずせないぞ!みたいな空気が流れ始め、強引にレンタカーで急行。滞在時間は・・・30分(またもやみじかっ)。ダッシュで行動しながら写真とってます(笑)。
沖縄の歴史をひも解く時、それは侵略の歴史であったと言う人がいます。沖縄の海が好きだという、東京からきた女の子(君子)に言うおじい(栄助)の台詞に、こんなのありました。
「あの海は奇麗なだけじゃないよ。海を渡って大昔は唐が、やがて薩摩が・・・そして、日本が、今度はアメリカーが・・・」。
駆け足で振り返った沖縄合宿。ボクの初沖縄はこんな感じで戦争一色でした。
ボクも、こういった目的で大人になってからこういう場所を訪れる機会があるとは思いませんでした。プライベートで行ったら間違いなく海で泳いでばっかだったでしょう。そしてアミューズメントなとこばかりに行く大人ですから、資料館や祈念公園などはかなり新鮮でした。
修学旅行の時、うちは広島の原爆ドームに行ったんですが、見ちゃいけないものを見る感じで嫌で嫌でたまりませんでした。早くプラネタリウムに行きたいみたいな。その頃から戦争そのものを避けたい気持ちが強かったのかも知れません。
今回、そして前回の「フツーの生活」という作品と出会え、「フツーって何だろう?平和って何だろう?」という切り口から、ボクはやっと、少しですが戦争と正面から向き合い考えられるようになりました。
登場人物を演じる上で、自分のキャパを広げる努力はこれからもっともっと続けなくてはいけないと改めて感じました。お肉ばかりじゃなく、ニンジンも食べなさいよみたいな。・・・ちょっと違うかな?(笑)。まぁ遠からず近からず。
この沖縄合宿プログラムを企画してくれた44君とエミリンにホント感謝です。そして、これまた遅くなりましたが、キャスト・スタッフ・お客様、この作品に関わった全ての人たちに感謝です。
さて、いよいよ今年の8月で「フツーの生活」三部作は完結です。ヘビィな沖縄編とは一転、長崎を舞台に繰り広げられるバカバカコメディだそーです。ホントかな?。でも楽しみです。お楽しみに。
よ~し、次回までにニンジン、いっぱい食べとこうっと。
では最後は「ザ・沖縄」という感じの写真で。アンデ~~~ス。
いや・・・アディオ~~ス!!拍手

 2015年1月22日
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