<前回までのテキトーなあらすじ>
掃除中に発見されたフィギアたちが詰まった袋。
神々の遊びは粛々と進んで行き、むにゃむにゃむにゃ・・であったっ!。
無情にも捨てられるフィギアたちは、むにゃむにゃ・・光景。
それらを横目に残ったのは、たったの三体だった。
「サリー、マイク、そして・・・ブー」
はたしてなぜこれらだけ生き残ったのかっ?!今日その驚きの真実が明らかに!!。
むにゃーーーーーーーーーーー!。
さてさて、ピクサー作品の中でもっともボクが好きなのは・・・もちろんこれ。
「モンスターズ・インク」!
フィギア残してる時点で、驚きでも何でもない、当たり前の結果ですね、むにゃ(笑)。
「モンスターズ・インク」は、ホント大好きです。
アニメ以外の全ての映画の中でも、これはボクが見た中で忘れられない作品の一つですね。ホント、同じ時代、そしてまさに、地球に生まれてよかったです。
見終わった後、とても優しくなれる。一人で見ても、みんなで見ても、面白いさは変わらないと思います。そんな極上のエンターテインメント作品に仕上がってます。三人のメインキャラクターはもちろん、全ての登場人物が素敵です。
いや、しかし本当によく出来ている。
ストーリーひとつとっても。
どこらへんが面白いの?と聞かれたら・・・
どこなんだろう?(笑)。いやいや、ホントそんな作品なんです。
面白いを超えて、とても好きになる、そんな作品です。
全てが面白いってことなんでしょうが。。
冒頭から作品世界にぐぐっと引き込まれます。
そう。まずは発想の勝利を真っ先にあげるでしょう。
「モンスターの社会では人間の悲鳴を集めて、それをエネルギーにして暮らしている」とか。
アイデアや世界観が、とにかく秀逸です。他のピクサー作品の中でも、物語設定はぐんを抜いて奇抜で、そして最高。笑いもセンスあるし。脚本って誰なんだろう?。天才ですね。
その奇跡のアイデアとでも言うべく設定の中で、キャラクターたちが生きている。後から考えると、ストーリー展開も確かに素晴らしいなぁなどと気づくけど、どっぷりこの世界観に浸れるような仕掛けが施されまくっているためなのか、展開など追わずに素直に「見入ってしまう」自分になれる。
全てにおいて計算がみえないように作られてるというか、鼻につかないというか、普通こうはいかないポイントを楽々クリアしている。
ブーの登場から、さらに見入ってしまう度が加速する。ブーは、もう感心の一言。言動(ちゃんとしゃべれないし笑)と行動が、サリーやマイクにも、そして見てる側にも予測がつかない。ついたとしても、製作者の「ここで子供使って」的ないやらしさを全く感じないというか、ブーを好きになってしまっているので、そんな野暮な評論的考えは吹っ飛んでしまう。ストーリーの進み具合をあえてぶち壊すような危うさが素晴らしい。
CGは確かにすごいんだけど、そんな言葉が薄っぺらく思えてしまうほど、ドラマがしっかりしてる。ファンタジーなのに現実的。おしつけがましくない。スキがあるようで、全くスキがない。
サリーのみせた悲しそうな目は、心に焼き付く。
感情移入出来る良質なドラマ。そしてラストは、心温まる。エンドロールは、ありがとうの気持ちでいっぱい。
やはり完璧に近いと思います。いや、完璧なのかもしれません。
まぁもちろん、感じ方は人それぞれだと思いますが、ボクはこの作品を見て面白いと思える人間でいつまでもありたいですね。
いや~語った語った、むにゃむにゃ。